初心者にも おすすめの燻製器(スモーカー)5選

APELUCAの燻製器、テーブルトップスモーカー
APELUCAの燻製器、テーブルトップスモーカー

燻製作りにかかせない、燻製器(スモーカー)。

今まで使ってきた、燻製器の中から、使用体験に基づいて、初心者にも使いやすい燻製器を徹底比較して解説します。

燻製歴10年余りの燻製道士が、今まで使用した10種類以上の燻製器の中から、初心者にもおすすめな、使いやすい人気の燻製器を5つ選んで、その性能や特徴、使い勝手を比較してみました。

 

APELUCA テーブルトップスモーカー


美しいデザインのAPELUCAテーブルトップスモーカー。

APELUCAの燻製器、テーブルトップスモーカー
APELUCAの燻製器、テーブルトップスモーカー

コンパクトなボディながら、使い勝手の良さ、メンテナンスのしやすさが、初心者にもおすすめな燻製器。

テーブルトップスモーカーのパーツは、黒い鍋のような本体、スモークチップを置くステンレス皿、三角錐の形をした蓋、食材を置くステンレスの網で構成されています。

黒い鍋のような燻製器本体、蓋、チップ皿、ステンレスの網
黒い鍋のような燻製器本体、蓋、チップ皿、ステンレスの網

燻製器の本体には、底から1㎝くらいのところにスリットがあり、スモークウッドを使用するときには、ここから空気が入ってウッドが消えるのを防止するようにできています。

燻製器本体下部に設けられたスモークウッド用の空気を取り入れるスリット
燻製器本体下部に設けられたスモークウッド用の空気を取り入れるスリット

一方、スモークチップを使う際には、熱効率を上げるため、この穴を塞ぐように、ステンレスのチップ受け皿がピッタリとはまるように設計されています。

ステンレスのチップ皿を燻製器本体にはめて、熱効率を上げる設計
ステンレスのチップ皿を燻製器本体にはめて、熱効率を上げる設計

余談ですが、この小型でコンパクトなAPELUCAテーブルトップスモーカーには、最初に買った時に、スモークチップのミニ袋とスモークウッド1個が予めセットされているので、届いた日から燻製が始められます。

スモーカーに、スモークチップとスモークウッドもセットされている
スモーカーに、スモークチップとスモークウッドもセットされている

燻製する際には、本体にステンレスの食材をのせる網を置き、

燻製器の上に、ステンレスの網をセット
燻製器の上に、ステンレスの網をセット

蓋をして、熱燻の場合はカセットコンロなどにかけて使用します。

カセットコンロなどの上に燻製器を置き、燻製します
カセットコンロなどの上に燻製器を置き、燻製します

カセットコンロとの大きさを比較してもらえれば、そのコンパクトさがわかると思います。大人数分の燻製を作るのには適していませんが、小型ゆえに熱効率がよく、ほとんどの食材は10分程度で簡単に燻製ができます。

また、燻製器の蓋の部分は、煙のタールが付着するので、食材に垂れたりしないように拭くのですが、APELUCAテーブルトップスモーカーはステンレスで引っかかる部品がないので、メラミンスポンジなどでサッと拭くだけで簡単にタールも落とせて、メンテナンスがとっても楽です。

その蓋の上部には、木のつまみを回すことで開閉できる穴があり、煙を出すまでは閉めて熱効率を上げ、食材を入れて燻製するときには、開けて適度に煙や水蒸気を逃がすことができるので、小型ながら煙臭くなりにくく、また適度に水分が飛んで、仕上がりがうまくいきます。

燻製器の上部には、開閉できる穴があり、煙と温度を調節できる
燻製器の上部には、開閉できる穴があり、煙と温度を調節できる

小型で取り回しがしやすく、スモークチップにもスモークウッドにも対応。初心者でも美味しい燻製ができて、メンテナンスも楽なおすすめの燻製器です。

<Amazonで商品詳細を見る>

TABLETOP SMOKER(テーブルトップスモーカー)

 

スノーピーク コンパクトスモーカー


こちらはアウトドア用品の老舗、スノーピークのスモーカー。

長年使用してきたものです。

スノーピーク コンパクトスモーカー
スノーピーク コンパクトスモーカー

おかもちのような形状が特徴。

オールステンレスのスモーカーです。

部品はこのような構成で、本体と蓋、汁受け、食材を置く網が2枚ついています。

本体、蓋、汁受け、食材を置く網
本体、蓋、汁受け、食材を置く網

本体の底にスモークチップを入れ、汁受けをセットして使います。

本体に汁受けをセットし、その上に網を置く
本体に汁受けをセットし、その上に網を置く

網は二段にセットできるようになっており、見た目より一度に多くの食材を燻製できます。

網をセットしたところ
網をセットしたところ

下部には空気穴などは一切ないので、基本的にスモークチップを使った、熱燻専用のスモーカーです。

蓋の部分にも空気穴などはなく、密閉性が比較的高いので、煙をにがしたり、水蒸気を飛ばすのは少し難しいです。(私はそれを解決するために個人的に蓋の上部に空気穴を空けて使用していますが、あくまでも自己責任の改造です)

全体に作りは堅牢で、長く使える燻製器、熱燻のみをやりたいという方にはおすすめのスモーカーです。

<Amazonで商品詳細を見る>

コンパクトスモーカー スモーク対応 [3~4人用]

 

ベルモント 鉄製 燻製鍋


丸くて料理の鍋のようなフォルムの、その名も燻製鍋です。

ベルモント 鉄製 燻製鍋
ベルモント 鉄製 燻製鍋

鉄製の燻製鍋本体の底に、チップの受け皿をおき、ここにスモークチップを入れ、足のついた網を置いて使います。

燻製鍋の底にスモークチップ用の受け皿をセットし、その上に自立式の網を置く構造
燻製鍋の底にスモークチップ用の受け皿をセットし、その上に自立式の網を置く構造

網の直径は27㎝あり、食材を置く網から、燻製器の蓋の上部までの高さは、12㎝ほど。比較的高さがあり、大きな肉の塊なども燻製できます。

ただし、肉の脂がしたたり落ちてスモークチップを消してしまわないよう、アルミホイルをチップの上にかぶせるのですが、自立式の網の足が受け皿についてしまっているので、大量に脂の出る燻製をする際には注意が必要です。

燻製器の蓋には水蒸気と余分な煙を逃がす穴があるのですが、本体下部には空気穴がないので、基本的にスモークウッドは使えず、スモークチップを使った熱燻専用のスモーカーです。

蓋の高さがあり、肉の塊など大きな食材にも対応する燻製器
蓋の高さがあり、肉の塊など大きな食材にも対応する燻製器

網とチップの受け皿以外、燻製器の本体と蓋は鉄製なので、コーティングも剥がれやすいですが、その分値段も安く、中華鍋のように気軽に使えるのがベルモント鉄製燻製鍋のいいところです。

とりあえず試しに・・・という方にはおすすめの燻製器です。

<Amazonで商品詳細を見る>

ベルモント(Belmont) H-027 鉄製燻製鍋27cm

 

イージースモーカー


室内でもできる、お手軽燻製用の燻製器というコンセプトのイージースモーカー。

室内でも燻製ができるというコンセプトのイージースモーカー
室内でも燻製ができるというコンセプトのイージースモーカー

燻製器本体の横にあるのは、内側に保温用のステンレスが配されている、保温容器。

鍋に蓋をしてコンロにかけた後、保温容器にいれて、長時間火を使わずに、燻製鍋の温度を保ち、チップから煙を出す、というものです。

燻製器本体、蓋、網、右上は保温用のポット
燻製器本体、蓋、網、右上は保温用のポット

燻製器の本体にスモークチップを入れ、網をのせて食材を置く。

燻製器本体の上に網をのせて食材を置く
燻製器本体の上に網をのせて食材を置く

網の直径は18㎝ほど。

コンロの上で燻製器を加熱し、その後、保温ポットに
コンロの上で燻製器を加熱し、その後、保温ポットに

写真でわかるように、蓋の高さがないので、基本的に燻製できるのは、平べったい食材。

室内でもできるように、蓋の密閉性が高く、煙がもれにくい構造になっています。その分、小さい燻製器の中の空間で煙が充満するので、煙臭くならないように、サッと燻製するのがコツ。

燻製はやりたいのだけれど、ベランダや屋外ではできなくて・・・という方にはおすすめの燻製器です。

(室内使用を想定した商品ですが、IHには非対応です。また燻製器はどのスモーカーでも、熱燻の場合は高温になるので、ガスコンロもセンサーに引っかかる場合があります)

<Amazonで商品詳細を見る>

サーモス 保温燻製器 イージースモーカー ブラック RPD-13 BK

 

ユニフレーム フォールディングスモーカー


ユニフレームの縦型スモーカー。

初心者向け、というよりはややステップアップしたい方にオススメの燻製器ですが、熱燻というよりも、大型のハムやベーコンなどの温燻や、サーモンなどの燻製をやりたい方向けのスモーカー。

ユニフレーム フォールディングスモーカー
ユニフレーム フォールディングスモーカー

上の写真は、フォールディングスモーカー本体を、付属の台に載せたところ。

大型なので、熱燻にはあまり向いておらず、台の下に電気コンロなどを置いて、60℃くらいの温燻をやるために設計されています。

これがフォールディングスモーカーのパーツ。

折りたためる本体、蓋、チップ・ウッドの受け皿、台、チップ皿を置く網、汁受けバット、食材を置く網と吊るす金具。

フォールディングスモーカーのパーツ
フォールディングスモーカーのパーツ

上部の蓋(中段左端)の裏側には、水蒸気を吸い取るためのキッチンペーパーを挟む金具などもついていたりして、なかなかの親切設計。燻製器本体が折りたためるので、大型ながら車でも持ち運びできるので、キャンプなどに持っていくにはとてもいい。

フォールディングスモーカーの内部
フォールディングスモーカーの内部

スモーカーの扉を開けると、最下段にチップ・ウッド皿をおく網、3段の食材を置く網がセットできます。

また、本体の高さは60㎝あり、魚を丸ごと吊るしたりできて、上部に設置できる、ハムやサーモンなど、大型の食材を吊り下げるフックをかけるための金具が付属しています。

食材をフックで吊り下げるときの金具
食材をフックで吊り下げるときの金具

また、蓋には、温燻をやるときに欠かせない、温度コントロールをするため、温度計を差し込める穴が開いています。

温度計を差し込むための穴
温度計を差し込むための穴

このように、やるからには本格的な燻製に挑戦したい、というひとにはうってつけの燻製器です。

(ただし、大型ゆえ、温度を100℃まで上げるような熱燻には不向きなのでご注意を)

<Amazonで商品詳細を見る>

ユニフレーム フォールディングスモーカーFS-600

 

おすすめの燻製器 まとめ


初心者にもおすすめの燻製器5選、いかがでしたか?

それぞれに特徴があり、どんな燻製をやりたいかによって、燻製器選びも変わります。

  •  手軽にスモークチップもスモークウッドもやりたい方には、APELUCAテーブルトップスモーカー
  •  スモークチップで熱燻専門というならスノーピークのコンパクトスモーカー
  •  安いスモーカーでとりあえず、なら熱燻専用のベルモント鉄製燻製鍋
  •  少量でもいいから室内で使いたい、ならイージースモーカー
  •  本格的な燻製にチャレンジしたい、ならユニフレームのフォールディングスモーカー

という感じで用途や目的にあわせて、最適な燻製器を選んで、いろんな燻製にチャレンジしてみてください。

 


About 燻製道士 15 Articles
日夜おいしい燻製のことに想いを馳せ、「燻製仙人」になるべく、簡単燻製作りの道を求道する士、すなわち「燻製道士」。 時折、おいしい燻製作りの“修行”と称し、燻製料理のあるバーやレストランに突入する。燻製とウイスキーやワインのマリアージュをこよなく愛する、しがない燻製男。 著書に、「男の手作り燻製」(世界文化社)、「手作り燻製ハンドブック」(世界文化社)、「燻製の基本」(枻出版)などがある。